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No. ユーザー DEQXの導入機種とシステムの特長 掲載時期
115 埼玉県 YT氏 リモートで初回調整を実施 〜 貴重な感想を戴きました 〜 2020年5月

[ LDKにセットされたシステムでご家族全員が音楽を楽しまれるというYT氏 ]


[ 前回のリポート(No.110)からパワーアンプを更新されたYT氏のNewシステム ]

■ 感 想 文

1.初回調整を終えて

リモートによる初回調整の実施、ありがとうございました。

2019年の夏、私のDIYオーディオにHDP-5を導入。

2020年の冬にはDEQX社のパワーアンプ、A250X3が2台加わりました。

自己流でできる調整は概ね済ませた(充分楽しんだ)と思う2020年の早春。

いよいよプロに調整をお願いするかという時に新型コロナウイルスの蔓延です。

・ リモート調整・・?

栗原さんにメールしたところ、曰くDEQXの初回調整はリモートで可能です。

SkypeとTeamViewerを使います、簡単説明書(栗原さん謹製)をご覧下さい。

とのこと。
リモートによるDEQXの初回調整について

どちらのサービスも未経験でしたが説明書に従って進むと簡単に初期設定完了。

感染予防のための新たな行動様式の実践としてリモート調整をお願いしました。

・ 事前打ち合わせ

日程を合わせ、システムの現状と部屋の状態を数枚の写真でお知らせ。

調整実施日の前に15分程度栗原さんとSkypeのテストを実施し、問題なしを確認。

同時にオーディオ観やシステムについての問診を受けました。

その際SPの位置とマイクセッティングの距離や高さを処方していただきました。

※ 栗原さんのPCにはカメラが無いとのことで、お姿が拝見できませんでした。
調整作業に直接の関係はありませんが、お顔が見えると安心できると思います。

・調整当日

まずは事前準備です。

通信開始までにSPを部屋の中央寄りに70cmほど移動してマイクをセッティング。

マイクには角度も測れるレーザー距離計(アマゾンで¥3k)を付けてあります。

床反射の低減用にSPとマイク間の床に羽根布団と枕を重ねて置き開始を待ちます。


[ パイオニアのPT-R9が微妙な角度でリスニングポイントを狙います ]

・ SPの測定と設定

約束の時間に栗原さんからの呼び出しがあり、Skype とTeamViewerを接続。

> 栗原さん -- SPとマイクのセッティング、済んでいますか?
> 私 ーーーー ハイ!
> 栗原さん -- では、SP測定を開始します。

最初の測定で得たデータの分析結果からTWのレベルを上げたいとの判断です。

S/N改善の目的で入れていた10dBのPadをTWだけ外して理想に近づけました。

その後は栗原さんが手際よく我が家のDEQXソフトを操作し、私が左側のSP前から右側SP前にマイクを移動します。

角度も測れるレーザー距離計のおかげで手早く十分な再現性が得られます。

SP、マイク、吸音材の配置にダメ出しをいただくこともなく順調に進みます。

※ 調整未経験の方の場合、リモートだとこの部分がちょっと不安なのでは?

操作を拝見していると「何そのボタン?」ということもなく、裏技は無い様です。

マニュアルの手順通りにSP測定を終了。

ここで15分程度の時間でSPをいつもの聴取状態に戻します。

SPの位置や角度の精度もSP測定時のマイクセッティング並みに頑張りました。

最後に聞き取り位置にマイクをセッティング。

その間、栗原さんはクロスや補正フィルターの設定を行っていたと思います。

※ その作業も見たかった・・・

・ 部屋の測定と補正

ルーム補正が栗原さんに一番お願いしたいところです。

測定と補正がマニュアル通りに進みます。

得られたf特の分析は目の付け所が私(素人)と違います。

とにかく平坦なf特を目指してEQの修正とルーム測定を何度も繰り返します。

その結果を保存した「P1」のEQは私と違い、特性には凸がありません。

ここで私が15分ほど音楽を聴き、栗原さんへ要望を伝えます。

その結果を入れた私好みのバランスを「P2」に、そして、深夜の鑑賞用設定を「P3」にしていただいて全ての作業が完了。

Skype の接続から2時間キッカリでした。


[ パイオニアのA/VアンプとDEQXのHDP-5で映画も音楽も堪能されるYTさん宅 ]

・ その後の一週間の聴き込み

いわゆるラウドネス補正でしょうが、夜10時以降のための「P3」が良いです。

栗原さんの技とDEQXの性能で副作用を感じません。どこまで絞っても美音です。

「不足があれば2回目の調整をしましょう」、とのことでしたが十分です。

以後は自分で悪戯します。これで初回調整は終了とさせてください。

ありがとうございました。
埼玉県 Y.T.
 

■ 本格導入のリモート調整を実施して(Kurizz-Labo)

・「3密」を避けよ、とのお話。

・ DEQX調整は「密閉」された空間で「密接」な距離での作業となります。

・ 密集(多人数)こそないものの、ご自宅にお伺いしての調整はご迷惑が・・・

・ しかし、正直に言えば同じ空間で同じ音を聴きながらというのが理想です。

・ リモート調整で果たしてどこまでお客様にご満足戴けるのか?。

・ 過去の実施例では、長いお付き合いの中で装置も好み知った方々でした。

・ 一度もお目にかかっていない事例は今回が初めてとなります。

・ お客様はもちろんだと思いますが、私も緊張の中での調整となりました。

・ また、リクエストを戴いた自撮り用のカメラは早速設置しました。

・ リモート調整時の経過と結果については上記の感想文の通りです。

■ 設定データーと調整の経緯

・ DEQXの設定で最初に行うのが各ユニットの再生レベルの測定です。


[ DIYの楽しさと成果が凝縮されたSPシステム ]

・ マルチアンプの場合、アンプのゲインとユニットの能率で決まります。

・ LowとHighがほほ同じでMidが数dB高い状態がお薦めです。


[図1] 各帯域のレベル測定の結果

・ 今回の場合、LowとMidがほぼ同じレベルでHighが7〜8dB低い状態でした。

・ レベル調整はパワーアンプのゲイン調整かDEQX内部のGain-SWで実施します。

・ ご相談の結果、今回はパワーアンプの入力に入れたPadを外すことにしました。


[ 3chのアンプを内蔵したDEQX社のA250×3と、入力に接続された10dBのPad ]

・ Tweeter用のPadを外して再生レベル10dBアップ。


[図2] High-ch入力のPadを外して再測定した結果

・ LowとMidに対しほぼ同等のレベルとなりました。

・ マイクを移動して戴きスピーカー測定を完了。次はキャリブレーションです。


[図3] 直接音と反射音の分離を行う画面

・ 当日、この場面で思わず「素晴らしい!」と叫んでしまいました。

・ 直接音のデーターが6msも取れるので160Hz以上で補正が可能となります。

・ 実は後日戴いた感想文で知ったのですが、この時既に羽根布団と枕を二重にして
  床に置いて戴いていたとのこと。その効果が見事に出ていたことになります。

・ ありがとうございました。

・ このデーターからにスピーカーの補正フィルターを生成し、次に進みます。


[図4] ルーム測定の結果−1:スピーカーとルーム補正がない場合

・ DEQXの補正がない状態では典型的なカマボコ形の特性になっています。

・ ユニット固有の3kHzのピークは補正しないとこの段階でも残っています。
  周囲のレベルが低いため、このままだとクセとして目立つと思われます。

・ 実はここからがDEQXの出番でありクリズラボの勝負所(笑)でもあります。

・ スピーカー補正は既にフィルターが完成しているのでONにするだけです。

・ ルーム補正は部屋の音響的な特性で生じた歪みを10個のEQで補正します。


[図5] クリズラボが目指すリスニングポジションでの周波数特性

・ 目標は図のように、30Hz〜16kHzの間を出来る限りフラットにすることです。

・ 高域の特性は壁の反射やユニットの指向性などを総合的に判断して決めます。

・ この調整は同じ空間で同じ音を聴きながら進めたいところですが ・・・


[図6] ルーム測定の結果−2:スピーカー補正とルーム補正を実施後の特性

・ 最初の設定結果では1kHz以上が2dBほど高く、高域がきついかなと思いつつ・・

・ この段階で15分程度、聴き慣れたソースでの最終チェックをお願いしました。

・ 「若干高域が強く感じますが」、とのお話に、やはり!とうなずきました。。

・ 高域を補正した事実上の標準ポジションを「P2」に設定しました。

・ 最後は私からのプレゼントで「P3」に深夜用のEQをセットさせて戴きました。

・ 後日、感想文を拝見してびっくり、この設定が特にお気に入りとのことでした。

・ 「どんな特性か教えろ!」・・・ダメ、企業秘密です(笑)、が、少しだけ。

・ まっさらなキャンパスに下記のEQ設定を行うと、

   ■ Low-cut :f=10Hz / G=-6 / Q=0.6
   ■ f=80Hz / G=+5dB / Q=0.5
   ■ f=400Hz / G=-3dB / Q=0.3
   ■ f=8000Hz / G=+4dB / Q=0.6
   ■ High-cut :f=45Hz / G=-3 / Q=0.5

・ 下の図のような特性になります。

・ 実際には[図6]を実現したEQを使ってこの特性を実現するので大変です。


[図7] オプション設定の深夜用ラウドネス特性(イメージカーブ)

・ 聴覚の特性を利用して微少な音量でも迫力と明瞭度が確保できるラウドネス特性

・ 感想文ではこの設定が特にお気に入りとのことで、やった!という感じです。

・ 今回のリモート調整で感じたのは、事前の準備や当日のマイク移動など、お客様に多大な負担をお願いしなければならないことです。

・ しかし、この状況が完全に収束するまでは続けたいと思います。

・ 今回の事例を元に改めて今後に向けた手順書などを作ろうと思います。

・ YT様、この度は本当に有り難うございました。


・ DEQXはスピーカーと室内の音響特性を劇的に改善します。

・ 既製品のスピーカーシステムから、DIYを駆使したマルチアンプ方式まで。

・ DEQXでエンジョイオーディオ!
クリズラボ:栗原


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