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No. ユーザー DEQXの導入機種とシステムの特長 掲載時期
110 埼玉県 YT氏 DIYオーディオのツールとしてHDP-5を導入された貴重なレポート その-1 2019年9月

「私のオーディオは自作遊び」というYT氏が満を持してDEQXを導入されました。


< ↑↑↑ ON-マウスでDEQX導入前のシステム ↑↑↑ >

→ DEQX導入後のシステム拡大図

→ 従来のシステム拡大図

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■ 感 想 文
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■ DEQX HDP-5 導入進捗報告 ・・・・・・・・・・ 埼玉県 YT


・ 私のオーディオは自作遊びが大きな割合を占めています。

・ DEQXの設定もまずは自分で自作遊びの一部として楽しむつもりです。

・ 一度通し練習として1か月ほどかけてルーム補正まで実施しました。

・ その時点で、栗原さんにデータをみてもらいました。

・その結果詳細な解説とともに、問題ないとの回答をいただきました。

・ 回答の文末に、

 「設定が一通り完了しましたら、感想文を戴けませんでしょうか。

  User's Report に掲載させて下さい。

  刺激を受けて多くの方がDEQX設定にチャレンジされることを願っております。」

・ とありました。

・ 私もUser's Reportを参考にしてDEQX導入に至りました。

・ ご検討中の方のお役にたてればと思い、レポートいたします。


DEQX導入背景

・ 約20年間長岡式バックロードホーンD-55で諸々楽しむ。

・ 十年ほど前から38pウーハーのバスレフに転向。

・ フォステクスFE-208ESRをフルレンジ的に使い上下を足す構想で改良?を重ねる。

・ 数年前からアナログチャンデバの3ウェイマルチアンプ化。

・ DEQX直前のシステムは以下の通り。

  ● NAS:I-O DATA RockDisk Next

  ● ネットワークプレーヤー、DSP、プリ:パイオニアSC-LX88(AVアンプ)

  ● チャンデバ:DBX 234XS

  ● パワーアンプ:SMSL SA-50(左右に2台ずつ)

  ● ウーハー:TAD 1601A 約165Lの自作バスレフ

  ● ミッドレンジ:フォステクス FE-208ESR

  ● ツイーター:パイオニア PT-R9


本題です。

・ 私がやりたいのは上記のAVアンプ+アナログチャンデバ部分をDEQX(HDP-5)に入れ替えることでした。

・ クリスラボ編の取説に従い進めました。

・ 疑問があれば栗原さんにメールで問い合わせました。

・ SP測定の際、久しぶりにSPを動かしました。(この手の力仕事はあと何年出来るかなぁ?)

・ チャンデバの最適値を探すところ、DEQXでは段階的に何種類も作って切り替え聴取する必要がありました。

・ 手間は掛かりますが、楽しい作業でした。

・ ルーム補正のパラメトリックEQは10個しか!?ありません。

・ 凸凹の特性を平らにする作業はパズルのような感覚で取り組みました。

・ その結果以前よりクリアな音が出るようになりました。

・ ダメだと思っていた一部のCDが良い感じに聞けるようになりました。

・ 一通りの設定を終え、DEQXの使いこなしにはまだまだ経験が必要だと感じました。

・ 栗原さんの手による仕上げ(やり直し)に期待します。


記憶を辿り時系列で進捗報告

・ マルチアンプ化したころからDEQXの存在を意識し始める。(DEQX貯金開始)

・ 以後クリスラボHPのウォッチング継続。

・ 時々あるセールと手元のDEQX貯金と見比べてため息をつく。

・ 2019/6/某日 21周年記念セール価格がDEQX貯金で足りることを発見。

・ 2019/6/22 買う気満々の気持ちを抑えて問い合わせメールをクリスラボに送る。

・ 栗原さんから丁寧な回答をいただく。

・ HDP-5でもネットワークプレーヤー機能は無いとのこと。

・ AVアンプをHDP-5で完全置換する目論見は果たせずこれは残念。

・ 安いPCでRoonを使うこと薦められるが検討課題として先送り。

・ その他の情報はHPで見た内容であり安心。

・ AVアンプはネットワークプレーヤーとしてだけ使用継続とする。

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・ 2019/6/下旬 音も聞かずにHDP-5を発注し数日後には全額入金完了。

・ 納期の摺合せ等メールでやり取り。

・ 途中一度納期遅延の連絡あり。

・納品予定の個体に不具合があったとのこと。

・ 過去に例がないとのこと。

・ 急ぐことでもないので不具合が事前に見つかってよかったと安堵。

・ 輸入オーディオだから木箱にでも入ってくるのかと妄想して待つ。

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・ 2019/7/20 HDP-5到着 マイクとスタンドを含め3個口。

・ HDP-5の箱はロゴ印刷等皆無のとてもシンプルな薄茶色の段ボール箱。

・ 開封して中身に問題ないことを確認。

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・ 2019/7/21栗原さんに無事到着を知らせる。

・ システムにインストール開始。

・ これまでのアナログチャンデバと交換して接続。


< ネットワークプレーヤーとして利用するA/Vアンプと、接続が完了したDEQX HDP-5 >


・ クリスラボのHPから日本語マニュアルを入手。

・ 全ページ印刷してクリアファイルに差し込みいつでも閲覧可能な冊子とする。

・一度すべて通して読む。

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「 D-03 DEQXの使い方 」 から実行開始。

・ クリスラボのHPからキャリブレーションソフトを入手。

・ この際パスワードが必要と説明書に書いてあるがその必要はなかった。

・(後に必要なソフト等は本体同梱のUSBメモリーに入っていることが判明)

・ PCとHDP-5をUSBで接続し、問題なし。

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「 E-03 最小限の設定で音を出してみる 」 あたりからソフトの設定本番。

・ 老眼鏡のレンズをよく拭く。

・ これ以後クリアファイルに入れて読みやすくした日本語マニュアルが大活躍。

・ 説明書の矢印に目を凝らしPCの画面をクリック、クリック!!

・ チャンデバの設定はとりあえずアナログ時代の値を踏襲。

・ パワーアンプをONしてそーっと音出し確認ここまでOK。

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・ 2019/7/22〜 この辺の作業は平日の夜にやっています。

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「 E-04 マイクを接続して測定してみる 」 あたりからソフトの設定本番。

・ ここでつまずく。

・ マイクの補正ファイルをクリスラボのHPからダウンロード。

・ その中に手元のマイクに該当する補正ファイルがない。

・ 栗原さんに問い合わせると本体に同梱されているUSBメモリー内にあるはずとのこと。

・ USBメモリー!?取説にはないが確かに同梱されていた。

・ そこには補正ファイルのほか英語版取説やキャリブレーションソフトも入っていた。

・ これからお買い求めの皆さん同梱されているUSBメモリーが重要なカギです。

・ マイク補正ファイルが詰まっていると思われるzipを解凍。

・ 解凍してできたフォルダ内から手元のマイクに該当する補正ファイルを選択。

・ なぜかキャリブレーションソフトで認識しない。

・ コーヒーを飲みながら落ち着いて試行錯誤。

・ 補正ファイルを「DEQX」フォルダに直接放り込んでそれを選択すると認識。

・ 夜なので小音量のテストシグナルで測定を試行。

・ 得られたスペクトルは小音量なりの弱いものですが測定はできている様子。

・ お盆休みまでは取説を読み込みながらソフトの構成を予習。

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・ 2019/8/10〜 お盆休み突入

・ 実家回り、家族サービスを除くとオーディオの時間は意外に少ない…

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「 F-01スピーカー測定 」 を開始。



< DIYオーディオの極致!フルレンジ+リボンに38pウーファーをプラスした理想的なSPシステム >

・ きわめて重要な部分ですが本気を出して一発で済ませませる方針。

・ スピーカーを部屋の中央近く壁と平行にならないように配置・・・これが重労働。

・ 諸々取説に従い左右の誤差2mm以内でマイクをセット。

・ PCの画面をクリック、クリック!!で進み測定完了。

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「 G-01 スピーカー特性を補正する」

・ 減衰波形から直接音だけ採用して反射音を切り捨てる作業ですがここで迷う。

・ ツイーターの反射音とおぼしきピークの直前を指定してどんどん進む。

・ クロスオーバーはとりあえずアナログ時代の周波数でスロープをきつめにして次へ。

・ DEQXが自動補正する範囲を確認してFinish クリック、クリック!!で完了。

・ うちのPCでは数秒かかってSP補正ファイルが生成されました。

・ SPをもとの位置に戻す。・・・・ これがまた重労働。

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・ 「H 機器設定」

・ SP補正データをDEQXのプロファイル1へ送る

・ 試聴この時点でS/Nが良くクリアな音が出て一安心

・ ダメCDと思っていた一部のCDが良い感じに聞けるのは家族一同で感心

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「 I-01 室内音響特性の測定 」

・ 聴取位置にマイクをセットしてあとは指示通り操作し測定終了。

・ ひとまずオートで定在波をつぶしてくれる。

・ その後、手動でPEQ10個をすべて駆使して全帯域を平坦化。

・ 当初「10個じゃ足りない」と嘆くが、パズル感覚で楽しむことに気持ちを切り替える。

・ ほどなく部屋特性の平坦化完了。

・ ここまででDEQX到着からちょうど1か月が経過。

・ 設定データを栗原さんに送り評価を依頼。

・ 「よく出来ている」 と持ち上げられ、気分を良くする。

・ 感想文を書いてほしいと頼まれ了解する。

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「 G-01 スピーカー特性を補正する」 の5/8ページに戻り、

・ 一応のルーム補正ができたところでチャンデバ設定の追い込みを開始。


< DEQXにネットワークプレーヤー機能があれば不要となったA/Vアンプでしたが ・・・ >


・ DEQXで効率よくチャンデバ設定するには?と栗原さんに質問。

・ 細かく設定変更したものをプロファイルの 0、1、2、3、に入れて聴き比べて下さいとのこと。

・ ですよねーと頷きながら、これは面倒(楽しみ?)だなとも思う。

・ 1週間ほどかけて低域と高域のクロスを聴取しながら追い込み。

・ 栗原さんからは「150Hzクロスでは」との誘惑もあったが現段階は275Hzで落ち着く。

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・ 2019/9/1 もう一度ルーム測定後PEQを微調整して一回目の総合調整を完了。

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・ つづく。

あれれっ! 絶対に続きますよね ・・・・・ こうご期待(クリズラボ)



◆ 調整結果を拝見して(クリズラボ)

・ この度は貴重な、そして詳細な実践レポートをお寄せ戴き、ありがとうございました。。

・ YT様のオーディオへの取り組み方、DEQXの導入から短期間での自力による設定完了までの経緯。

・ とても新鮮な気持ちで読ませて戴きました。

・ そして、「私のオーディオは自作遊びが大きな割合を占めています。」に、共感の拍手!

・ 純粋に音楽を聴くためのオーディオも、そして、システムを創る喜びを味わうオーディオもありです。

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■ 改めてDIYオーディオについて。

・ 私がオーディオに目覚めた1960年代からの40年間、DIYオーディオはアナログ技術の世界でした。

・ そのアナログ技術では処理できない領域によってDIYでの性能向上には限界があることを知りました。

・ 最も大きな課題はチャンネルデバイダーやスピーカー用のL/Cネットワークに内在するものです。

・ マルチWay方式のスピーカーには必須のデバイスですが、ここに大きな落とし穴がありました。

・ 一つはアナログ式のフィルターに起因する位相の問題です。

・ スロープを急峻にすればするほど位相の変化が大きくなり、結果として音質の劣化を誘発します。

・ 6dB/oct.なら位相の変化は少ないのですが必要な帯域だけを切り取ることが出来ません。(下図)


< チャンネルデバイダーの遮断特性(300dB/oct.はDEQXが実装している最も急峻な特性)>

・ マルチアンプのメリットを生かすにはある程度(48dB/oct.以上)の急峻なフィルターが有利です。

・ 急峻なフィルターは「音がつながらない」という議論は感覚的には理解できますが・・・・


・ もう一つの問題はチャンネルデバイダーとスピーカーユニットの関係です。

・ 各ユニットが使用帯域内で完全にフラットなら回避できる問題なのですが、現実は・・・・。

・ 下記の資料をご覧下さい。

「 C-02 音が良くなる理由 - その2「マルチアンプ方式 」

・ ユニットの特性が傾斜しているとゲイン調整だけでは全帯域のフラット化は永久に完成しません。

・ お気に入りの一曲を好みの音色で鳴らすことは出来ても、翌日にはまた悩むことになります。

・ これらの二つの問題は位相が変化しないフィルターとユニットの特性を平坦化出来れば解決します。

・ 2006年に出逢ったDEQXはこれを実現した製品であり、私が惚れた最大の理由でもあります。(下図)


< DEQXはユニットの測定結果からその補正カーブとクロスオーバー特性を同時に実現する >

・ 私がDIYの世界に戻ったのは、アナログ時代のボトルネックが解消できる手段が見つかったからです。

・ 今回のYTさんのレポートに書かれていた下記の質問に対する補足説明でもありした。

> DEQXで効率よくチャンデバ設定するには?と栗原さんに質問。
> 細かく設定変更したものをプロファイルの 0、1、2、3、に入れて聴き比べて下さいとのこと。
> ですよねーと頷きながら、これは面倒(楽しみ?)だなとも思う。

・ 1Hz単位で純粋にユニットの受け持ち帯域だけを設定出来るメリットをお楽しみ(笑)下さい。

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・ 冒頭でご紹介戴いたクリズラボからYT氏へのレポートを参考までに掲載させて戴きます。

・ 下記のURLからご覧下さい。

結果について(クリズラボ)(PDF)

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■ 改めて、チャンネルデバイダーやL/Cネットワークによる周波数特性の補正について

・ アナログの時代、ユニットの特性をチャンデバやL/Cネットワークで補正する方法も行われました。

・ 帯域を分割する役割の中でクロスポイントや遮断特性を強引に変形して適用する方法でした。

・ 一つのクロスポイントを引き離したり重ねることでユニットの特性を補正する。

・ 低域側と高域側のスロープ特性を変えることでユニットの周波数特性を補正する。

・ 専門メーカーでは現在でもL/Cネットワークにこれらの手法を巧みに組み込んで製品化しています。

・ 無響室での精密な測定データーに基づいた膨大な数のネットワークの試作。

・ プロ中のプロによる度重なる厳密なヒアリング等があって初めて製品と呼べるレベルになります。

・ 同じ事をDIYで行うには資金や時間等の問題もあり、完成度を望むのは現実的ではありません。

・ DEQXはこれを個人のオーディオルームでスマートに解決してくれる便利なツールです。

・ システムを創る喜びを再び手にしてみませんか。

クリズラボ:栗原




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