■ DEQXを導入され、ご了解頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました.
■ また、デモなどでDEQXの音を聴いて頂いた方々の感想をそのまま掲載させて頂きました.



最新情報2013年5月8日:八王子のS氏、HDP-4導入!

(2013年5月14日掲載)

■ 5年ほど前にPDC2.6Pを購入された「八王子のS氏」。
■ HDP-4のに導入に合わせて初回調整を依頼されました。
■ 調整結果とともに、「S氏による調整マニュアル」誕生秘話もご覧下さい。


 
                    <S氏の再生システム

   
もう何年間も自力でDEQXを使っているのに「今さら初回設定でもないでしょう」などと言われるのが怖くて(?)今まで遠慮していたのですが、私も一応DEQXのユーザーとしての権利を主張しようと、怖々、栗原さんに「初回設定」を頼んでみました。

まるで絵に描いたように爽やかな5月晴れの午前10時、軽井沢からクリズラボの栗原さんが「初回設定」に来てくれました。

       
       < 首都圏中央連絡自動車道、通称“圏央道” 5月8日8時59分
        GW明けのこの日、八王子への道はガラガラ。快適ドライブでした。栗原 >


定刻通りに我家に到着した栗原さんはいつもの和やかな笑顔、私は栗原さんの笑顔を見ているだけで、我家のSPシステムの音まで柔らかな良い音になっていくような気がして来ました。

今回は私にとってDEQX購入以来初めての「初回設定」です。

5年ほど前の2007年暮れ、軽井沢のKurizz-Laboまで押しかけてその場でDEQXを買って帰り、先に購入していた友人からのアドバイスと自己流の設定でDEQXによるチューニングを続けて来ました。

 
          < S氏のシステム:HDP-4の手前はPCオーディオ用のDDC >

もともと我がオーディオルームの特性が好ましくなかったのか、初めて見たRoom measurementによる室内の低域の特性のヒドさには驚きました。

それでも「DEQXを使えばなんとかなるさ、そのためにDEQXを買ったのだから、、、」と、力づくのチューニングを続けて来ました。

10 dB以上にも及ぶピークとディップ、これをDEQXを使って無理やりで押さえ込む。一つを潰すとすぐ近くにピークが移動したり、ディップが増えたり、やはり自己流のチューニングで解決できるものではありませんでした。

評論家の菅野沖彦氏のイコライザーに関する文章にも、同様なことが書かれてあり、これは誰もが経験するものなのか、と感心したり共感したり、、、。

我家のSPシステムは、40cmウーファーのTL-1601bが合計4本、500リッターのエンクロージャーには内径125ミリの大径のダクトが片側4本あり、「このダクトにタオルでもつめてみたらどうか」とか、「12畳そこそこの部屋に40cmダブルウーファーなんか必要ないね」などとオーディオ仲間に励まされながら(?)頑張って来ました。

デジタルだからある程度の補正は音質には影響しないだろう、との楽観的な思い込みから、イコライザーを縦横無尽に動かし、結果として中高域の荒れた、ツヤのない音が出るようになりました。

これはきっとDEQXのD/Aコンバーターが良くないからに違いない、それならばDEQXのチャンデバで分割したデジタル信号をそのまま取り出して、それを「金田式のDAC」に入れて、それをパワーアンプに持って行ったら良くなるだろう、などといろいろ画策しプランを進めて来ました。

ある日何気なくクリズラボのWebサイトを見ていると、HDP-4のスペック・シートに目が止まり、「デジタル出力あり」とのこと、PDC-2.6ではオプションだったデジタル出力が最初から付いている、USBインプットも出るらしい、、、それまで冷めていた新型DEQXへの興味が急にBoot upし、HDP-4を導入することにしました。

PDC-2.6Pの時は「初回設定」はやってもらえなかった、今回のHDP-4もやってくれないかも知れない、、、、しかし他のお客さんのUser’s Reportを見ると、「DEQXはものスゴイ効果をもたらしてくれた」とか、「理想としていた音が、目の前に現れた」など、皆さん口を揃えて満足の意を伝えていらっしゃいます。

ならば「一回だけで良いから来て下さい」とお願いして、やっと今回の「初回設定」が実現しました。

さて、クリズラボの「初回設定」の効果は、、、、

 
                < RM-6Vをドライブするアンプ群 >

何と低域のピークが見事に収まってしまった!何年間も苦労して来たのがウソのようです。

イコライザーの補正量も減ったことから中高域の荒れも少なくなり、クラシックも古いJAZZもくつろいで楽しめるようになったのです。

標準設定の他に、50年代のJAZZ向けのEQ設定を作って貰いました。

その音は、昔、ジャズ喫茶で鳴っていたJBL 075トゥイーターを思い出させるような「太い高域」のシンバルが我家のウッドホーンから出るようになり、「やはりプロのチューニングは違う!」と感心することしきりです。

 
            < M社のアンプケース?に入れた自作パワーアンプ >

長年愛用していたMark Levinsonのプリアンプ(ML-1)の音を思い出しながら、「さあ、ここから再スタート!」と今、新たな気持ちでオーディオを楽しんでいます。

P.S.

オーディオマニアをやっている間は良かったのですが、音楽ファンに戻って数ヶ月が過ぎ、久しぶりにDEQXの調整をしてみると、必要な操作を抜かしたり忘れたりで大変です。

解らないことが出て来る度に軽井沢にメイルや電話。これではいつか栗原さんに見捨てられる、と考えて、自分用の設定マニュアルを作成したのが始まりで、つい最近、第二バージョンを作成しました。

私のような理解力の乏しいユーザーも百人に一人くらいいるかも知れない、と栗原さんに原稿を送りました。既にKurizz-LaboのHPにアップされていますので、DEQXユーザーの皆さんの参考にして頂ければ幸いです。

                                       八王子のSより。

   

■ 早速のレポートありがとうございました。
■ でも・・・・
■ 「
PDC-2.6Pの時は「初回設定」はやってもらえなかった、今回のHDP-4もやってくれないかも知れない
■ Sさん、Sさん、これって大きな誤解です。
■ Kurizz-Laboを立ち上げて7年。初回調整をお断りしたことは一度もありません。
■ だから、多分、Sさんからの依頼が無かったのだと・・・・・
■ でも、正解だったかもしれません! 5年前と言えば、私もDEQXについては素人同然。
■ 石の上にも三年。最近になってようやく少し理解できた感じがしています。
■ なので、今回の調整は私としても入魂の一件でした。
 (S氏にはナイショですが、DEQXの初回調整は毎回が入魂です・・・・)

        
        < アンプから部屋の内装まで、氏の手作り作戦は止まりません >

■ 久々にお目にかかった「八王子のS氏」に教えて頂いた街の名所散策はこちらから

■ 八王子のSさん、ありがとうございました。

                    Kurizz-Labo店主:栗原

   

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