■ DEQXを導入され、ご了解頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました.
■ また、デモなどでDEQXの音を聴いて頂いた方々の感想をそのまま掲載させて頂きました.



最新情報2012年5月20日:千葉県のNS氏、HDP-4導入!

 解答&感想文の第二弾!(6月1日)はこちらから

 感想文の第三弾!(6月20日/21日)はこちらから

■ 新着写真第二弾!(7月5日)は,直ぐ下にあります

(2012年5月21日掲載)

・ 千葉県在住のNS氏宅に最新型のDEQX(HDP-4)が入りました。

・ 7月5日に写真をお送り頂きました。↓↓↓↓↓↓↓
 
                <NS氏宅のシステム最新写真>
・ 下の写真と違うところを探して下さい。正解者5名に○○○○をお送り致します。
・ お逢いしたことの無いブログ仲間が作って贈ってくれたとのことです。

 
                 <NS氏宅のシステムとHDP-4>

・ HDP-4の先行予約を真っ先に頂いたNS氏。
・ 発売が遅れていましたが、昨日、先行予約分でようやくお届けすることができました。
・ そして、今日、私が撮り忘れたシステムの写真と共に早速感想文を頂きました。

   
  昨日の設置と調整の後、さっそく聴き込んでみましたので感想をお送りします。

一言で言えば実に自然です。
低域がどうとか、レンジがどうこうなどではなくて、音の出方と消え方が素晴らしい。
HDP-4によって、見事にシステムがまとまったなと感じています。
今までも、出来るだけ自然で、優しく、そして鮮明に、を目指し、それなりに満足していました。
それが、今回のHDP-4というコントロールアンプの導入で、今までの音がそのままグレードアップしたことには驚きを隠せません。
通常アンプを交換したら各種のケーブルを見直したり、機器のセッティングの見直しなどをして追い込みをしていくと思います。
それが今回はその必要が全くありません。スピーカーまでもが全てがそのままです。
いきなり素晴らしい音が出て、大満足です。
特に改善されたのは空間表現です。実に正確になったと思います。
細かな音が潰れず、しっかりと、一音一音が出ているからでしょう。
小音量でも全くぼやけることがありません。
今までは低域に今ひとつ物足りなさがあったのですがHDP-4の補正で解消されました。
測定結果も、30Hzから30KkHzまでフラットなんてこんな小型スピーカーなのに夢のようです。
素晴らしい製品を紹介してくださった栗原さんに感謝です。


------------------------< 6月12日・火 >---------------------------

 感想文 第二弾!


 HDP-4の設置・調整でNS氏宅に伺い、そこで目にしたいくつかの気になった点をお聞きしたところ、さっそく解答を頂きましたのでご紹介します。

 Q1.リスニングルームの音響対策について

壁面の処理は石井伸一郎氏の石井式リスニングルームを参考にした「なんちゃって版」です。
本来は床を除く壁面全部を処理するのが基本ですが生活空間なので天井を含めて2面しか施工できていません。床はもっと頑丈にしたかったのですが棟梁の理解を得られず施工していません。
音響対策としては、6畳という狭い空間でも圧迫感のない音にしたかったのと、定在波を減らすのが狙いです。
定在波は家具を入れると軽減すると言われていますが、オーディオだけを置きたかったのでその点は満足です。
音響対策の結果S/N比は普通の部屋よりも良く、会話がはっきり聞こえるのがミソです。
音響設計を依頼すると40万円程度はかかるとこことで、本を参考に自分で設計しました。

 
Q2.自作?サブウーファについて

結論から言えば、サブウーファはDEQXの導入に伴って、不要となりました。
これは自作で、市販品には納得できるものがなかったからです。
ご存知の通りウーハ―の力は強力で、スピーカーBOX全体が振動してしまいます。
重量で抑え込むのは大変なのでユニットを背中合わせにしてキャンセルすることにしました。
ユニットはLo-Dのギャザードエッジが歯切れの良い音がするのでこれを4本使いました。
メインスピーカーのSB-MX100Dがギャザードエッジならいいんですが、残念です。

 
Q3.細身のスピーカーコードについて

ウーファーは日星電気のRSCB(0.2Sq)で、富士通テンのエクリプス推奨品であり、タイムドメインのYoshii9にも使用されているものです。
オヤイデ電気で82円/1m。安いコードですがしなやかで使いやすく癖の少ない音です。
このままでは物足りないので自分でクライオ処理してスピーカーの内部にも使用しました。
低域の迫力は出ませんがピントのあった音で抜けも良いので愛用しています。

今時は1ペアで100万円というのもありますが、高価なものを使っても普通はLCネットワークを使いますからそこで大幅なロスが出てしまいます。まずはLCネットワークを取り除きアンプ直結にするのが先と考えます。

ツィーター用はF-15戦闘機の通信ケーブルをクライオ処理して使っています。
軍の払い下げ品を友人にわけていただきました。
こちらは暖かみのある優しい音で、音の数も多く満足しています。

どちらのコードもかなり細いものですが、細いから好きというわけではなく、逆に重過ぎたりするとターミナルに負担は かかるし、スピーカーを常に引っ張っている状態なる気がして嫌いなだけです。

 
Q4.その後の音の感想

メモリー再生機のQA550には関心がなさそうでしたが、大変ピントの合った音が出ます。
多分位相特性が優秀なんだと思います。
CDPではこのような正確な音を出すのは難しいです。
コンデンサを一つ変えただけでもすぐにわかる敏感な機械ですからパーツ交換とクライオ処理と電源にこだわって改造しました。
この再生機はデジタル出力専用なのでHDP-4とぴったりですね。

導入してから数日が過ぎましたが、改めてHDP-4は素晴らしい機械だと感じています。
思い切って買って正解でした。
もちろん、栗原さんの調整があればこその結果だと思います。
もし自分でやっていたら調整の幅が大きいだけに大変だったと思います。
このあたりのノウハウは流石プロは違うと思いました。
クロスオーバー周波数を1500Hzに設定するなんて考えもしませんでした。
ちなみにそれまでのP社製C-AX10で1800Hzにしたら線の細い音になってダメでした。
機械がいくら高性能になってもそれを使いこなすのは血の通った人間というところにオーディオの奥の深さを感じた次第 です。


----------------------< 6月20日・水 & 21日・木 >-------------------------

 感想文 第三弾!

 6月20日(水)

栗原さん、こんばんは。今日は熱かったですね。

その後、HDP-4対応のレベルメーターの開発は順調ですか。
改めてレベルメーターが欲しくなってきました。

ところでHDP-4の音ですが、この一月間、時間と共にどんどん良くなってきて、栗原さんが調整された当初、僅かに感じていた硬さもすっかりとれて、色艶がとても良くなってきました。

今の音を一言で言えば「凄い音」です。

DEQXの効果で音のピントが合い、圧倒的な定位感の良さが実現しました。
仲間のシステムを聴かせていただくとピントがぼけていて違和感を感じる程です。
凄いプリアンプを買ってしまいました、大正解です。

 6月21日(木)

栗原さん、こんばんは。台風の影響、大変だったんですね。

私の方は19日にオーディオ仲間を訪ね、2組のシステムを聴かせていただきました。
そこで聞いた音はまさに栗原さんが言われていたピントのお話そのままです。
スピーカーの位相問題はどんな高級なプリアンプでも解決できない本質的な問題なのですね。そして、従来のアナログ的な手法では何をやっても解決できないことを改めて痛感しています。

19日はもう一つ、アメリカ製のガンマというペア200万円のシステムも聴きました。
周波数特性はかなり良かったと思うのですが、やはりピントが・・・そこまででした。
HDP-4を導入後、仲間のシステム(5カ所)と、秋葉原のオーディオ店で3組、そして、○○紡のサウンドラボでも音を聞く機会ががありました。

冷静な判断として、一番色づけがなく、ピントがビシッとあっているのは我が家でした。
他は程度の差はあれ、音の輪郭が滲んでボケた感じで、長時間聴くのは辛い感じです。

DEQXのせいで、他のシステムにはなんとも言えない違和感すら感じるようになってしまいました。(笑い)

我が家のシステムは「ほっと安らげる気持ち良いサウンド」が心を癒してくれます。

HDP-4に出会えて良かった。そして、輸入してくださった栗原さんに感謝ですね。
最近スピーカースタンドを変更いたしましたので今度写真をお送りいたします。

(写真、楽しみにしております。)

今後ともよろしくお願いいたします。
                             
千葉のNSより。

(感想文ありがとうございました。こちらこそよろしくお願い申し上げます。)


   

 この度は最新型DEQXの導入、ありがとうございました。

 NS氏のシステムはテクニクスの2Wayスピーカーが核になっています。
 事前に型番を伺いましたが、私はこのスピーカーを知りませんでした。
 昨日、初めて実物を見てびっくり。小型(中型?)なのに実に堂々としたスピーカーです。
 調べてみるとテクニクス黄金期の作であることが分かります。
 SB-1000が1973年、SB-10000が1977年、そしてSB-MX100Dが1992年の作品です。
 氏は苦労の末に低域ユニットを外し、経年劣化したエッジの交換をしたとのこと。
■ そして、LCネットワークを外して既にマルチアンプで駆動をされていました。
 氏にとってはとても思い入れのあるスピーカーシステムなのです。
■ 
早速DEQXで測定すると低域は30Hzまでフラット、高域は40kHz近くまで出ています。

 でも、最低域に不満を感じてサブウーファの導入も考えていたとのこと。
 原因はツィーターの特性にありました。
 1kHz~6kHzの帯域で6dBほどの盛り上がりがあり、相対的に低域不足となっていたのです。
 DEQXでこの帯域を補正する本来の低域再生能力が素直に蘇りました。

 20年前に開発されたテクニクス入魂のSPシステムが最新の録音ソースを見事にこなします。
 これだけのユニットを開発したメーカーがあったのだ・・・と、改めて思います。
 そしてその作品に惚れ込み、全てを注ぎ込んだNS氏の情熱に乾杯です。

 早速の写真と感想文、本当にありがとうございました。


   

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