■ ご了解を頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました. |
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< 墨田区TS氏 / 新システム完成リポート > |
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(2016年5月日掲載) ■ HDP-3+Digital board+外部DAC+4連ATTで本格的な2Way システムを構築。 < TADのウーファーとドライバーで構成した2Wayシステム(ツィーターは雰囲気?)> -------------------------------------------------------------- ■ TS氏の目標はCDの情報を余すところなく再現すること。 ■ まず最初にHDP-3のデジタル出力と外部DACの使用について相談がありました。 ■ DEQX搭載のDACは高い評価を得ているが外部DACも面白いかも・・・とご返事を!。 ■ 使用中だったHDP-3には今回を予見して?デジタル出力ボードが搭載済み。 ■ 次は音量調整ですが、「外部DACの後に入れるのが理想でしょ」、と図星のご提案。 ■ そして、2Wayシステムで私の夢の実現は可能か?、と相談を受けました。 ■ ドライバーの性能次第ですが十分に可能。シンプルイズベストな結果が期待出来ます。 ■ と、お伝えしました。 ■ すると、早速最新のチップを搭載したDACを2台特注されたとのこと。 ■ 次は2Wayで必要な4連のアッテネーターですがこれには少々苦労されたようです。 ■ 最初は8連の電子ボリュームを購入されましたが少々不満気味のご様子。 ■ 紆余曲折の末にたどり着いたのがポーランドへのオーダーだったとのこと。 < 今、オーディオが熱いポーランドの Khozmo Acoustic に特注した2連×2のATT > ■ 写真は製造中の特注ATTとのこと。親切な対応と適正なコストに私もびっくり。 ■ 5月の連休明けにはシステムが完成するとのことでした。 < CDP、DEQX、OCX以外は特注品で構成されたこだわりのシステム >。 (※ 図面のクリックでPDFが開きます) ■ そして5月の中旬、ネットを介したリモート調整を実施しました。 ■ 軽井沢から墨田区の再生装置をリモートで調整。私には音が聞こえません。 ■ 事前に送って頂いた室内の写真やSPユニットの特徴などを考えながらの調整となります。 ■ 結果的には若干の機器トラブルがあったものの2時間弱で完了することが出来ました。 < スピーカーとRoom補正を完了した最終的な再生周波数特性 > ■ 40㎝ウーファーが小さく見える巨大なBOXが20Hzまでフラットな再生を実現しています。 ■ 2Wayでありながら20Hz~20kHzがフラットという驚異的な特性が得られました。 ■ 数ヶ月間はこの状態でお聴き頂き、ご要望があれば微調整をしたいと思っています。 ---------------------------------------------------------------------------- ■ TS氏から完成したシステムに対する感想を頂きまし。 |
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< 再生システムのラック部 > ■ どんなアーティストにも油の乗りきった時期があったと思います。 演奏もさることながらセールスも期待できたので制作費も十分に掛けられた時代のCDです。 こうした作品の凄さを残念ながらその時代の装置では理解できなかったというのが正直なところです。 そしてようやく今回のシステムで当時の熱気を感じる事ができるようになったのが最大の収穫です。 ■ 世界一 狭いリスニングルームに大型のSPシステムを設置。 山本音響工芸のF-280大型木製ホーン。 我が儘なリクエストにいつも応えてくれるWoody & Allen工房の特製ウーファーボックス。 クリズラボのセミナー(4月9日)後の懇親会で出会った大分県のNさんから譲っていただいた TADのTL-1601cウーファー。 ■ 前作のスピーカーシステムを使い始めて20年。 最後の数年はDEQXを使ったマルチアンプ方式で聴いていました。 その音には充分満足していたのですが還暦も過ぎた今になって少し欲が出てきました。 スペアとして持っていた多くのユニット類、特に大型のホーンはこのまま遺品整理に回ったら可哀想 と思ったのが最大の理由かもしれませn。 そして、現用スピーカーシステムの引き取り先(海外)が見つかったのを機に新しいシステムに チャレンジした次第です。 ■ 新システムへのこだわり。 前作と同様ですが、浮気をせずにTADのユニットを使用。 私の好きなジャンル(RockやPops)に向いていると感じるのもTADを使う大きな理由です。 そして、この機に乗じて(笑)DEQXのデジタルアウトとクロック同期も利用しちゃいます。 < TS氏の注文で製作したクリズラボ製10MHzマスタークロック > 機器の接続は入り口の再生機器から終段のパワーアンプまでバランス伝送にしました。 ちなみに真空管のパワーアンプもバランス回路で構成されています。 デジタル機器ももAES/EBUのバランス伝送で通しますが、このこだわり(方針)によって機器の 選択肢はかなり狭くなりますが、そこは我慢。 アルトの帯域で謳う人の声をそれっぽく再生したい。 そのためには2Wayのクロスは出来るだけ低めにしたいので、300Hzを目指します。 最終的には44.1kHz/16bitのCDに入っている音楽情報を全て出しきることです。 組み上げたシステムは前回同様、栗原さんにお願いしてリモート調整で仕上げます。 ---------------------<調整から4日後に頂いた感想文>--------------------- ■ 長時間の調整、ありがとうございました。(実質1時間程度でした・・・栗原) 結果は、今までつまらないと思っていたソフトにこんな凄い音が!と、発見の連続です。 理屈がないようで理屈があるオーディオの世界。 完成したシステムの音を一言で言えば「想定通り」に聞こえています。 これが過去の経験とこだわりで決めた機器の組み合わせ結果なのか? 当日の実測データーから可能となった300Hzクロスの2way再生のたまものか? (この「300Hz」は普通では考えられない値ですが狙い通り!人の声が実に良いのです。) しかし、よく考えてみると「想定した音」が出たのはDEQXのお陰だと思います。 これは、前回と今回の調整を目の当たりにした私の素直な感想です❗ 良い音のためには何でもする私ですが最後のDEQX調整だけは無理。 ある程度は出来ても最終的な「音質」の追い込みまでは私には出来ません。 ■ 今回のシステムも含めて取り敢えずは人生の計画通りにCDの再生音が進化しています。 でも、まだまだ「CD再生の頂点を求めて」これからも再生装置を進歩させます。 栗原さんには何としても長生きして貰い(笑)今後も最後の仕上げにご協力を・・・・・ 東京墨田区のTSより |
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■ DEQXのご購入からまだ2年です。でも私の気分は10年くらいが過ぎた感じがします。 ■ TSさんは来宅されましたが、私はTSさんのシステムを一度も聴いたことがありません。 ■ でも、何度もお目にかかりお酒も飲みました。300通を超えるメールのやりとりもありました。 ■ 今になってみると、TSさんが再生装置に何を望まれているか、少しだけ判ります。 ■ 圧倒的なアルバム数を揃えたCD。そのCDの中味を100%取り出したい。私も同じです。 ■ だから、実際の音が聴けないリモート調整でも何とかなるのでは、と思えてきます。 ■ でも、何時か、実際に聴かせて下さいね(笑)。 ■ この度は貴重な感想文、ありがとうございました。 クリズラボ・栗原 |
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