■ DEQXを導入され、ご了解頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました.
■ また、デモなどでDEQXの音を聴いて頂いた方々の感想をそのまま掲載させて頂きました.



最新情報2012年9月29日:大田区のSM氏・DEQX導入!

(2012年10月2日掲載)

DEQXの導入を検討しています。目的はレイオーディオRM-6Vの調整です。
■ 7月31日、こんな内容のメールが舞い込みました。


  
         <正面がレイオーディオのRM-6V、右側はGold Mundのシステム>

RM-6V用のアンプは全てFM Acoustic製(FM266、FM332、FM811、FM611X、FM411)
■ スピーカーはRM-6Vにエール音響のツィーターをプラスしたネットワークレスの3Way。
■ 部屋は地下室で、35畳の洋間。
■ 早速下記のようなシステム図を描いてお送りしました。



HDP-4の入荷遅れなどもあり、約2ヶ月後、9月の最終土曜日に納品してきました。
そして翌日には次の様な嬉しいメールが届きました。

   
9月29日、DEQXを導入しました。

最高の結果が得られました!

私はレイオーディオのRM6-Vを3チャンネルマルチアンプで使っています。

 
     <DEQXと3台のFM Acoustic製パワーアンプ、そしてRM-6V+ALEのツィーター>

本来は純正のネットワークで使用すべきRM-6Vをストレートな反応が欲しいためにマルチアンプ化したわけです。

しかし、一方では設計者の木下さんが苦労して製作したであろうネットワークを飛ばすことによって、ユニット間のタイムアライメントや位相整合などを犠牲にしていました。

その結果、反応はすこぶるいいのですが、ユニット間の干渉や位相によって固有の癖が抜けませんでした。

また、大音量で鳴らすために部屋の定在波も無視できず、低音に固有の癖もありました。

 
       <35畳相当の広さと、本格的な音響処理が行われたリスニングルーム>

今回は、それらを取り除いてより音楽がリアルになるようにDEQXを導入したわけです。

結果は驚くべきものでした。

各ユニット間の干渉が取り除かれ、タイムアライメントが合うことによって、極めて見通しが良い音場と、リアルな音像になりました。

定在波による低音の嫌な癖も無くなりました。

その結果、各楽器が明瞭に分離し、音色が増えて豊かになり、繊細な音が明瞭に聴きとれるようになりました。

ボーカルなどは、言葉に尽くせない程色っぽくなりました。

人の声が自然です。

バッキングの細かい音も明瞭に分離し、全てが聴き取れます。

不思議なことに、低音も極めて歯切れが良くなり、バスドラとベースの分離も過去最高です。

シンバルやギターの切れも最高です。トランジェントが格段に向上した感じです。

ですからリズムが切れて、ノリがすこぶる良くなりました。
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以前、A社の最新式デジタルチャンネルデバイダーを入れたことがあります。

その時は、使い勝手は非常によくオーディオ的にも文句はなかったのですが、音楽的には音が磨かれすぎて全てが同じに聴こえてしまいました。

たとえば、ジャズベースとプレシジョンベースの違い、シングルマイクとハンバッキングマイクの違いなどが非常に出にくくなりました。

音が磨かれて、すべてのベースが最新式のサドウスキーのハイファイベースになってしまいました。

また、音の角(エッジ)が取れて、切れ込みが悪くなってしまいました。シンバルがホールで聴くようで、響きはきれいなのですが、カツーンと来るリアルさが無くなりました。リムショットがジャズクラブの最前列で聴くような衝撃波でなくなったわけです。

それで、即アナログのチャンデバに交換した経験があります。
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「今回も、AD変換する以上はおそらくは同じだろう!」と思いながらも、専門家が測定して設置してくれるところに魅力を感じました。

また、『すべてを補正した音』を知っておくことも大事だろうと考えて導入したわけです。

マルチアンプユーザーはついつい独善にハマりますから、リファレンスな音を持っておくのも一法だと感じたわけです。

      
         <図体は小さいですが、DEQXは3台のパワーアンプの指揮者?>

しかし、結果はすこぶる良く、これが常設のシステムになりそうです。

音が鈍ったり、磨かれ過ぎたりすることは全くありません。

極めて自然な音で、楽器の音色も非常に良く表現されます。

デジタルの進歩のお蔭でしょうか?設計者の見識の違いでしょうか?

あまりに良い音であること、そして、まだまだその音に慣れていないせいか、ブルージーな音楽を聴くときにはアナログのFM332も欲しくなります。

  
      <超高級アナログプレーヤー>             <EMTも大活躍>

また、ブルージーなアナログレコードを聴くときには、オールアナログのシステムで内省的に音楽を聴きたくなります。・・・・ですから、まだFM332を捨て去るわけにはいきません。

 
             <RM-6Vの対向面に設置された再生機器群>

しかし、最新録音のCDやSACDを「DEQX+RM-6V」で、フルパワーで鳴らした時の繊細さと迫力は恐ろしいものがあります。

この「FM+DEQX+RM6-Vの音」は、ちょっと他では得難い凄い音で、これまた、音楽の深淵をのぞきこむ感じです。

  
      <再生機器の後ろにはディスク専用の保管室があり、びっしり並んでいました。>

今後は、聴くソフトや気分によりシステム繋ぎ換えながら楽しみたいと思います。

また、補正をした正しい音が身近にあることによって、FM332を使用したフルアナログシステムもより一層「主観」と「客観」のバランスが取れたミュージカリティ豊かな音に調整できると思います。

今回はありがとうございました。

  
       <Root 66と HARLEY?>         <SM氏、実はロックのベーシストでした>

   

 SM様、29日はありがとうございました。
 東京都内の道路(環八)が大渋滞でお約束の時間を30分も遅刻。
 着いた途端に昼食を頂くことになり、なんとも恐縮しました。
 既にアナログのchデバで組まれたシステムはこれをDEQXに入れ替えるだけで設置完了。
 ユニットのレベル合わせから氏にもPC画面を見て頂きながら、一気に測定と調整。
 室内の音響特性を補正して全て完了。この間、約2時間ほどでスムースに進行しました。
 私も曲によってはかなりの音量で楽しみますが、氏の場合はこれを遙かに超えます。
 音圧も音楽(音質)の一つである事を再認識する感動と快感がありました。

 何にしても、素晴らしい音楽(音響)空間でした。
 翌日には何とも嬉しい感想文まで頂き、感謝・感謝です。
 ありがとうございました。
                    Kurizz-Labo
                        栗原


   

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