No. | メディア | タイトル | 掲載時期 |
---|
002 | LP / CD SACD |
遠ざかる風景 小椋 佳 / 1976年 NHKホール収録が原音 キティレコード / MKA9001/2 1976年11月15日発売 |
2022年 8月 |
[ 遠ざかる風景/小椋佳 於:NHKホール/1976年10月7日 収録より ]
実は最近、このレコードの音源となる番組を担当していたことに気が付きました。
小椋 佳との出会いとNHKホールでの収録
1976年10月7日。NHKホールが新橋から渋谷に移転して3年。
当時28歳の私は音声担当になって数年という駆け出しのエンジニアでした。
ホールで小椋佳のコンサートがあるので担当を!※ とデスクから指名が。
※ オーケストラMix:中山 / ボーカル&バックコーラス:栗原
1975年の大ヒット曲「シクラメンのかほり」を作詞作曲した銀行員が日本で初めて催すコンサートとのこと。
第一勧銀は給料が振り込まれる銀行でもあり、なんとなく親近感も(笑)・・・
でも、布施明の「シクラメン」は判るけど、小椋佳?、早速レコード※ を購入。
※ 小椋 佳・彷徨 LP Record(1972年発売)
※ 小椋 佳・ほんの二つで死んでゆく LP Record(1974年発売)
でも、小椋佳ってどんな人?・・ジャケットにも顔はなし・・あった!
今も手元にある2枚のレコードをじっくりと聞き込んでイザ本番!!!
時は流れて2022年8月のとある日、思わぬ出会いが・・・
ウォーキングやジム、ベッドサイドで聴く音楽はもっぱらApple Music。
小椋佳を検索すると「遠ざかる風景」という手元にはない音源に巡り会いました。
このジャケットの景色、どこかで観た気がすると思いながら再生。
イントロが始まると拍手が聞こえてきます・・・ライブ音源だ・・・
余り良い音ではないけど(笑)なぜか懐かしい感じがする不思議な感覚・・・
17曲目の「シクラメンのかほり」がラスト曲。鳴り止まない拍手に応える小椋佳のセリフを聞いて私の脳は一瞬で46年前にタイムスリップしました。
確かに聞いたことがあるセリフだ!
自身のギター弾き語りで「木戸をあけて~家出をする少年がその母親に捧げる歌」
そして台本通り(笑)の本当のラストソング「さらば青春」を聴きながら、この音源は間違いなく46年前のあの時のものだと確信しました。
---------------------------
first impression
放送は基本的に送りっぱなしで、時間と共に消え去ってしまうメディアです。
アダモやブラザースフォー、アールグランド、等々、残っていたらと思います。
今回、Apple Musicで偶然にも記録メディアであるLPレコードに残っていた事を発見でき、さらにストリーミングで直ぐに聴くことも出来ました。
でも、出来ればレコードが欲しい・・・ヤフオクに・・・790円・・・買った!
3日後、46年前の仕事が詰まった2枚のLPが無事に届きました。(トップの写真)
改めて聴いてみると間違いなく良好な音質補正が実施されていると思います。
ポリドールさん、ありがとう。
余談ですが、『遠ざかる風景』が100万枚売れ、同時期の井上陽水も大ヒット。
こうした業績から担当プロデューサーがドイツのポリドール社からスタジオをプレゼントされたのが「キティ伊豆スタジオ」とのこと。
そんなこともつゆ知らず当時、そのスタジオでこっそりアルバイトをしていた人が、いたとか、いないとか・・
私の「さらば青春」でした。
文責:栗原信義(クリズラボ)
小椋 佳との出会いとNHKホールでの収録
1976年10月7日。NHKホールが新橋から渋谷に移転して3年。
当時28歳の私は音声担当になって数年という駆け出しのエンジニアでした。
ホールで小椋佳のコンサートがあるので担当を!※ とデスクから指名が。
※ オーケストラMix:中山 / ボーカル&バックコーラス:栗原
1975年の大ヒット曲「シクラメンのかほり」を作詞作曲した銀行員が日本で初めて催すコンサートとのこと。
第一勧銀は給料が振り込まれる銀行でもあり、なんとなく親近感も(笑)・・・
でも、布施明の「シクラメン」は判るけど、小椋佳?、早速レコード※ を購入。
※ 小椋 佳・彷徨 LP Record(1972年発売)
※ 小椋 佳・ほんの二つで死んでゆく LP Record(1974年発売)
でも、小椋佳ってどんな人?・・ジャケットにも顔はなし・・あった!
今も手元にある2枚のレコードをじっくりと聞き込んでイザ本番!!!
[ 1976年10月7日収録、11月11日午後08:00〜 アナログ総合で放送された番組の一場面 ]
時は流れて2022年8月のとある日、思わぬ出会いが・・・
ウォーキングやジム、ベッドサイドで聴く音楽はもっぱらApple Music。
小椋佳を検索すると「遠ざかる風景」という手元にはない音源に巡り会いました。
このジャケットの景色、どこかで観た気がすると思いながら再生。
イントロが始まると拍手が聞こえてきます・・・ライブ音源だ・・・
余り良い音ではないけど(笑)なぜか懐かしい感じがする不思議な感覚・・・
17曲目の「シクラメンのかほり」がラスト曲。鳴り止まない拍手に応える小椋佳のセリフを聞いて私の脳は一瞬で46年前にタイムスリップしました。
確かに聞いたことがあるセリフだ!
自身のギター弾き語りで「木戸をあけて~家出をする少年がその母親に捧げる歌」
そして台本通り(笑)の本当のラストソング「さらば青春」を聴きながら、この音源は間違いなく46年前のあの時のものだと確信しました。
---------------------------
first impression
放送は基本的に送りっぱなしで、時間と共に消え去ってしまうメディアです。
アダモやブラザースフォー、アールグランド、等々、残っていたらと思います。
今回、Apple Musicで偶然にも記録メディアであるLPレコードに残っていた事を発見でき、さらにストリーミングで直ぐに聴くことも出来ました。
でも、出来ればレコードが欲しい・・・ヤフオクに・・・790円・・・買った!
3日後、46年前の仕事が詰まった2枚のLPが無事に届きました。(トップの写真)
改めて聴いてみると間違いなく良好な音質補正が実施されていると思います。
ポリドールさん、ありがとう。
余談ですが、『遠ざかる風景』が100万枚売れ、同時期の井上陽水も大ヒット。
こうした業績から担当プロデューサーがドイツのポリドール社からスタジオをプレゼントされたのが「キティ伊豆スタジオ」とのこと。
そんなこともつゆ知らず当時、そのスタジオでこっそりアルバイトをしていた人が、いたとか、いないとか・・
私の「さらば青春」でした。
文責:栗原信義(クリズラボ)