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■ DEQXを導入され、ご了解頂いた方々のシステムと試聴リポートを掲載させて頂きました.
■ また、デモなどでDEQXの音を聴いて頂いた方々の感想をそのまま掲載させて頂きました.
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< 2014年6月:大阪のHK氏宅/HDP-4導入 >
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(2014年7月7日掲載)
■ J社の4343に別れを告げ、ALE社製ユニットで構成された3Wayシステムを導入。
■ 4月末にお電話を頂いてから1ヶ月半。
■ 新SPシステムの設置が完了したとのことで、DEQXの初回調整を依頼されました。
< システムの外観と、ネットを外した(オン-マウス)スピーカー>
■ 納品までの間、完成時のシステム構成を伺いながら少しずつ系統図を作ってきました。
■ DEQXの出荷時にデバイダーの仮設定をして発送しましたが、その時の図面がこれです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
< DEQX導入前のシステム図(クリックで拡大) >
■ アンプのゲインを計算し、ユニットの能率を考えて何度か設計し直した案でしたが・・・・・
■ 実際に測定してみるとユニット間の音圧差が最大で20dB以上に達することが判りました。
■ まずはこの差を私の目標とする±6dB以内にするためのシステム変更からスタートしました。
■ この経緯については後半で詳しく述べたいと思います。
■ オールALE製ユニット、200Lの密閉箱が土台を支える新システムのサウンドや如何に!
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■ 18年前、阪神淡路大震災の翌年に不審火による火災で自宅が全焼しました。
■ 傷心の中、親しい友人宅でJBLの4343WXを聴かせて貰いました。
■ うらやましそうに聴いていた私に「持って行け」と友人が言ってくれました。
■ 一瞬、空耳なのか夢なのかと思いました。
■ このスピーカーは彼のお気に入なのですが、一旦言い出すと絶対後に引かない竹を割ったような性格の人でもあります。
■ 実はそれまでにも彼の手作りによるユニットやオーディオ機器を沢山譲って頂き音楽を聴いていたのですが、それらも含めて全てを焼失させてしまった後でもあり、今回の話はなおさら気が引けました。
■ でもこれがあれば・・・・との強い思いから今度は格安で譲って頂くことにしました。
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■ それから18年が経過するなかでスピーカーユニットのエッジ張替なども行いながら音楽を楽しんできました。
■ しかし問題点もありました。
■ とんでもない場所にスピーカーを設置したことです。
<ALE製ユニットの完成版ですが、JBLの4343も同じ場所にあったとのこと>
■ これは今でも変わりませんが、写真のように上部に飾り棚が付いた狭小なクローゼット、つまり、穴倉状態の場所にスピーカーを押し込んでいることです。
■ このため、JBLの4343WXが風呂場で鳴っているような残響が付いて困りました。
■ ある日、スピーカーを15㎝ほど前に出してみるとかなり改善されることが判りました。
■ そして、交換したエッジも丁度エージンが終わった頃だったので、思い切って4343のツィーターをALEの1750DEに替えてみることにしました。
■ さらに4343のバイワイヤリング接続(300Hzクロス)を活かしてバイアンプでのドライブに変更しました。
■ この結果はツイーターの効果なのか、不思議と中低域の倍音が増えた感じで、広がりも豊かになり、聴く音楽によっては大変魅力的な音に変貌しました。
■ しかし、時間が経つにつれて今度は中音ホーンの突き刺すような鳴り方と荒い音が気になってきました。
■ 特にCD再生による弦楽器や声楽曲では聞く意欲がなくなる場合もあるほどで、録音の良いもの(システムに合うもの?)だけを選ぶようになりました。
■ しかし、ALEのツイーターの予想以上の効果には気を良くして、もしこれ以上のグレードアップを図るなら同じALE製のユニット(中音ホーンとウーファー)を使った3ウエイに進むしかないと考えるようになりました。
■ 構想の具体化については長い間悩み続けましたが、最後の難関である家内の同意を得るのは並大抵ではありません。
■ 何しろ定年から既に9年が過ぎ、想定どおりの年金生活ですから、かなりの出費となるスピーカーの入れ替えなどはとんでもない話です。
■ しかし、残された時間には限りがあり、「余生を少しでも良い音で本物の音楽を聴きたい」 と、強く願うようになりました。
■ そんな中で義理の姉が、「だったら一刻も早い方が・・・」との助言に(家内も?)後押しされて実現への道が開けてきました。
■ こうした紆余曲折を経て、念願のALE製ユニットの導入が決まりました。
<ALE製ユニットによるスピーカーシステム>
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■ ユニットが納入されるまの間にリハーサルのつもりでB社のプロ用チャンネルディバイダーをPA用のスピーカーにつないで3ウエイのステレオに見立てて試してみました。
■ しかし、この実験は残念ながらノイズが耳に付き過ぎるくことや、バランスも取りきれず、我慢できない状態でした。
■ この時は自分の知識不足が原因かと思いインターネットで解決策を必死で探しました。
■ するとこの製品は取扱の問題だけでなく同様の調整時の困難さやノイズの問題、更にビット落ちなどの課題もあり、解決には本体の改造が必要であると書かれた記事を見付けました。
■ 早速この記事を掲載しているショップに早速電話をすると、本体の改造では2台のDACを追加する必要があり、この費用まで考えるならDEQXという製品を導入するほうが良いのでは、と言われました。
■ また、DEQXはプリアンプの性能も高く、SPユニットと部屋の音響特性を測定してアンプも含めて個々のオーディオルームに合わせた最高のセッティングができるチャンネルディバイダーです。とも話されていました。
■ 極めて興味深い話なのですが、突然降って湧いた話でもあり、とても予算が見込めない状態でした。
■ しかも、パソコンをはじめ電子機器の扱いも専門用語もチンプンカンプンの私にはどう考えても使いこなせないとあきらめかけていた時、偶然にもDEQXというキーワードからKurizz-Laboのホームページを発見したのです。
■ 衝動に駆られて直ぐにKurizz-Laboの栗原さんに電話をしました。
■ すると、「初回のセッティングは来宅して行うのが基本」とのことでまずは一安心。
■ そして予算の方も別の目的で考えていた「へそくり」の額で折り合いがつきそうな手ごたえを得て本当に地獄に仏という気持ちになりました。
■ しかし、(栗原さんには内緒ですが)まずはALEのユニットが納入された時点で業務用のチャンネルデバイダーをもう一度試してみて、万一問題が解決できるなら金銭的にも助かる。と一縷の望みを託していました。
■ 5月末、待ちに待った中音ホーンとウーファーが届きました。
■ 完成したスピーカーシステムに早速業務用のチャンネルデバイダーを使ってアンプとCDPを接続をしてみましたが、ユニットの能率が高くなった分だけノイズが更に盛大に出てきました。
■ これでは夢にまで見たALEの3ウエイユニットを手にした喜びも半減です。
■ その後も様々な工夫を凝らして試行錯誤を繰り返しましたが、目指す音や、ノイズの問題も解決できず、八方ふさがりのトラウマ状態でした。
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■ 最初に電話をしてから既に一か月半が経過していましたが、こんな状況の中、意を決して、改めてすがるような思いで栗原さんにメールを出し、無理を承知で出来るだけ短期間での納品と初回の設定をお願いしました。
■ すると、在庫もあるとのことで短期間での納品も快諾され、設定日の数日前にはDEQXが到着しました。仮のクロスオーバーも設定してくれていたので早速接続して音を出してみました。
< DEQXと3台のアンプを含む再生システム>
■ 実は車にも思い入れのある私がDEQXを初めて導入した時の音を例えてみると、「マーレ(MAHLE)製のチューニングされたコンプリートエンジンに火を入れ、初めてアクセルを踏み込でエンジンが動き出し、車が疾走し始めたときの走行フィーリング」を、想起させました。
■ DEQXで3つに振り分けられたサウンド(電気信号)が、着磁した直後のスピーカーユニットに初めて電流を流し込んだ瞬間のようでもあります。
■ 音で表現すれば、バスレフから密閉型に変わったウーファーは不要な共鳴もなくなり、とても引き締まった音で、中高音用のホーンからは今までにない軽くてレスポンスの良い音が出ることに対してある種の戸惑いすら感じるほどでした。
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■ さて、ここでいよいよ初回調整に来てくれた栗原さんの登場です。
■ 後ろ髪を束ねられていかにもその道の達人という風貌です。
■ 作業が始まると、凛として手際よく、無駄のないテキパキとした動きには見とれるばかりです。
■ 多岐にわたる計測とパソコンによる表示を説明しながら進めてくれましたが、DEQXに無知な私にはこの時点ではとても操作は無理だと思いました。
■ しかし一方で、いずれは自分の手で、と思いながら工程だけでも理解しようとメモを取りながら頑張りました。
■ そして、Kurizz-LaboのホームページにあるUser's Reportで知って以来若干の不安があったトゥイーター(1750DE)ですが、今回の測定結果でも左右に特性の差が認められ、またツィーターとしては10kHz以上の落ち込みが大きいことなどが明らかになり少なからずショックを受けました。
■ しかし、最終的にはDEQXで上手に補正していただき、とりあえずは音に影響がないとのことで、安心しました。(でも、本質的には宿題ありと感じています。)
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■ DEQXによる設定作業が終わり、一段落と思いきや、私が事前にシステムの課題をあれこれ伝えていた点を次々に解決してくれました。
■ 高音用アンプのイコライザー部を利用したレコードプレーヤーの接続
■ PC再生用ソフトのインストールや音源の仕込み、USB-DDC経由の音楽再生
■ TV(ブルーレイ再生)からの光デジタル接続
■ などなどの課題をテキパキとこなして頂きました。
■ そして、栗原さんの物腰の柔らかな包容力ある人柄についつい甘えて更なるぶしつけなお願いもしてしまいましたが、お陰様でほとんどの課題が解決したことに頭が下がりました。
■ こうした課題が解決された最初の感動はLPレコードが見違えるような音で聴けるようになったことです。
■ あきらめていたワグナーの全集を初めとする今までに収集したアナログレコードの再生に明るい希望が出てきました。
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< 無事に調整を終えたシステムの全景 >
■ さてさて、実はここからがDEQX導入の感想記です。
■ 長い経験からも、オーディオシステムであのようなパイプオルガンを聴いたことがありません。
低域から高域までこんなにクリアーなオルガンの音を聴いたのは初めてで、ペダルの音なども明瞭に聞こえ、低い音の部分ではいったい何フィートのパイプなのだろうかと考えてしまいました。
■ オーケストラなどではステージの臨場感や楽器の位置が手に取るように判ります。
今まであきらめていたクラシックの演奏を本格的に聴けるという大きな楽しみが増えました。
■ 2台のチエロによるDUOやコントラバスのソロなどはALE製ウーファーの良さが存分に引き出された感じで、弦楽器などはホーンの良さが際立ちます。
■ まだまだ短時間のヒアリングですが、今回のチューニングを原点として更に追求できるのかどうかを考えていることがあります。
■ それは、特に声楽曲などで感じることですが、JBLの4343で感じられた厚めの低域(多分箱鳴りがプラスに作用していた部分)が欲しいと思う時があります。
■ これはユニットの特性からくるものでありDEQXの調整に求めるのはお門違いなのでしょうか。
■ それは先の楽しみとしても、DEQXの導入で何よりも嬉しかったことは、録音の良否を含めて、どんな曲でも安心して聴けるようになったことです。
■ 業務用のチャンネルディバイダーで途方に暮れていたことがまるで嘘のようです。
■ この時点で既に、DEQXがなければこのマルチの良さは絶対に獲得できなかったと実感しています。
■ 「ホームオーディオでのマルチは今や時代遅れだ」と言い放ったカーオディオ専門店の社長の言葉に翻弄されたことが過去のこととして思い出されます。
■ DEQXを自在に操るマイスターの栗原さんに出会えたことでALEユニットによるグレードアップ作戦は一切の無駄と妥協を省き、最短距離で目標が達成出来たことを思うと、改めて感慨深いものがあります。
■ 最後になりましたが、前日に焙煎されたという頂いたコーヒー豆は数日後、JBLを譲ってくれた友人からミルを借りて無事に挽くことができ、格別な香りとともに当日を思い出しながら友と一緒にいただきました。
■ ありがとううございました。
大阪のHKより
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■ 家の様々な事情も含めて、思いの丈を書いて頂いたHKさんにお礼申し上げます。
■ このページをご覧になるのは100%がオーディオファンの方々です。
■ それぞれの方がそれぞれの事情を抱えながらのオーディオだと思います。
■ ご覧になった多くの方が今回のレポートに共感されることと思います。
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■ それにしてもHKさんにDEQXを紹介して頂いたショップ殿には改めてお礼申し上げます。
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■ また、マーレ製コンプリートエンジンでの例え話にはビックリですが、納得です。
■ 実は、この時点でのHKさんのシステムは下にある[図1]の特性でした。
■ これに出荷時の仮設定(下図)フィルターを重ねたものが再生音になります。
<出荷時の仮設定をしたフィルター特性>
■ 結果としてウーファーとツィーターに対して中域ドライバーの音圧が20dB以上高い状態です。
■ 従ってピストンリングがシリンダーを削る音(笑)と言うのは納得の表現だと思います。
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■ 次に、レポートの中でHKさんが可能かどうかを問われている「中低域の厚み」ですが、これはDEQXの設定(マニュアルEQ)で実現できます。
■ でも、その実現は少しお待ち下さい。数ヶ月間、様々な録音の声楽を聴いてみてください。
■ その結果、やはりもう少し低域に厚みが欲しいという時には直ぐに対応致します。
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■ さて、今回のHK氏のシステムは一般的なアンプと高能率SPユニットの組合せでした。
■ 計画ではもう少し音圧の差が小さい予定でしたが実際に測定してみると[図1]になりました。
■ マルチアンプ方式の場合、DEQXはそれぞれの帯域における音圧の差を自動的に調整します。
■ このため多少の差は問題ありませんが、あまり大きいとDSPに無用な負担を掛けてしまいます。
■ Kurizz-Laboではこの差が±6dB程度に収まることを推奨しています。
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■ 各帯域の音圧はパワーアンプのゲインとSPユニットの能率で決まります。
■ 現実的にはアンプのゲインで音圧の調整をするのが一番理想的決方法です。
■ そして、この調整は実際に測定をしながら行うのが現実的であり、また理想的な方法です。
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■ 今回はパワーアンプでの調整とともにDEQXの出力レベル調整機能も使って解決しました。
■ その経緯が判るデーターがありましたので順を追って再現してみたいと思います。
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■ 調整当日に実際に行ったレベル調整作業の経過です。
[図1] DEQX導入時のシステム図(前述)の状態で測定した各帯域の特性
■ システムは事前にお送りした図面通りに接続をされていましたのでそのまま測定をしてみました。
■ 低域(青)を基準にすると中域(赤)が20dB以上も高く、高域(緑)は5dB程度でした。
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■ 第一段階としてパワーアンプを変更しました。ゲイン調整が出来るアンプを中域に使用します。
■ 更にアンプの性格(性能)を加味して高域用、低域用も変更しました。
■ その結果が下の[図2]です。
[図2] ゲイン調整があるアンプを中域にして低域と高域を逆にした結果の特性
■ この状態でも生じている10dBのレベル差は中域用アンプのゲインを下げることで解決です。
[図3] 中域用アンプのゲインツマミを真上にして約7dBほど絞った場合の特性
■ 中域用アンプのVRツマミを真上にセットした結果、7dBほど下がり、図の特性になりました。
■ しかし、今度は高域が18dBも高くなりましたが、これ以上の調整はアンプでは不可能です。
■ そこで、全体のレベル差をDEQX内部の出力レベル切り替え機能で調整することにしました。
[図4] アンプとDEQX内部のゲイン調整を使ってレベル調整を完了した時の特性
■ 以上の結果、全体が5dB以内に入るという理想的な音圧レベルの状態が達成出来ました。
■ この状態で実際に設定をするための測定結果を見てみましょう。
[図5] 反射波を取り除き、直接音のみにした各ユニットの特性
■ ウーファーは左右がほぼ同一と言える素晴らしい特性です。
■ 中域ユニットも左右の特性差は3dB以内と比較的良好です。
■ しかしツィーターは左右のレベル差が7kHzで15dB近くもあることが判りました。
■ この差はDEQXで補正されますが原因がユニットの物理的な問題なら単体の修理となります。
■ とりあえずはこのままでDEQXの設定を最後まで行うことにしました。
[図6] 音圧レベル差の調整を終えたシステムの系統図
■ LUXMANのL-560はAクラスアンプで多大な発熱があるためラックの最上部に設置しました。
■ これによって最終的にはアンプの上下関係がそのまま帯域の関係と一致することになりました。
[図7] 補正が完了したスピーカーで室内の特性を測定した図(Room補正をする前)
■ [図7]は補正したスピーカーから測定信号を出して聴取位置で測定したものです。
■ これによって室内が再生音に与える影響が判ります。
■ 細かなピークやディップはあるものの、全体としてはかなり良好な特性であることが判りました。
■ この測定結果を元に、定在波の自動補正とマニュアルEQによる補正を行うことになります。
■ 低域を若干アップし、2kHz以下を補正するだけでほぼ理想的な再生特性になりそうです
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■ この段階で実施する定在波の補正とマニュアルEQの効果(影響)は絶大です。
■ 特に200Hzから8kHzの帯域では±2dBの変化は全く別のシステムになってしまうほどです。
■ しかし部屋による影響はこれを遥かに超えますのでRoom特性の補正は極めて重要なのです。
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■ 調整を完了したシステムはユニットの特長が良く出た爽やかでダイナミックな音になりました。
■ 特にALE製40㎝ウーファーを200リットルの密閉箱に入れた低域は切れと量感が絶妙です。
■ しっかりした低域に支えられた中高域は至近距離でもうるさくなく、繊細で輝かしいものです。
■ 心配した高域ユニットも物理的な問題はなさそうなので当面はこのまま使えると感じました。
■ TVやPCからの再生も含めて多彩な音源を楽しまれるHK氏の音楽ライフの再スタートです。
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■ HKさん、そして奥様、ありがとうございました。
Kurizz-Labo店主:栗原
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