< スピーカーシステムをB&WからTADに変更されたKK氏 >
< マルチアンプ方式に変更されたニューシステム(以前のシステムはこちら)>
・ ご無沙汰しております。
・ 長く使ってきたB&WのN802ですが、連休明けにTADのCE1に変更することになりました。
・ N802より小さいものをと検討し、ピュアな音を出すところに期待してCE1にしました。
・ 最近は音場表現とか雰囲気を出すのが得意とする製品が多いようですが、正確な音に期待しました。
・ 送って頂いた測定データーを見て流石と納得しましたが、使いこなすのは難しいSPだと思います。
・ 良い音を目指して頑張りたいと思います。
5月2日/東京のKK
・ 昨日、CE-1が搬入されました。
・ とりあえず、バイアンプのクロスオーバーのみの設定で聞いてみました。
・ 簡単な設定ですが、これでもかなりのレベルの音で鳴ってくれました。
・ 色付けが少なく、スピード感と締まりがある音で今後が期待できます。
5月11日/東京のKK
・ 昨夜は遅くに対応いただき有難うございました。
・ その後、マニュアルを斜め読みして手順の概略が理解できたところで朝6時から設定を行いました。
・ 特に問題なく7時半には設定が終わり音出しも行いました。
・ まだ1曲しか聞いていないのですが、クロスオーバーだけの設定より明らかに音が良くなりました。
・ 一つ一つの音の精度が高く、纏まりも思ったより良いように思います。
・ 予想外にスケール感のある音で、今後が大いに期待できます。
・ 早くマルチアンプ設定にしたくなります。
・ 詳細は、後日報告したいと思います。
5月12日/東京のKK
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2015年の初夏、DEQXを導入され初回調整に伺いました。
3年後、スピーカーを更新する旨のメールを戴きました。
そして半年後、DEQXの設定データーとともに感想文を戴きました。
2019年1月 Kurizz-Labo
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■ 感 想 文
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1. 点音源の優位性が話題になった時期がありました。
それからかなり時間が経ち、頭の中からすっかり消えていました。
CE1はその点音源を目指す同軸SPを中高音に使用しています。
当然ですが音のまとまりが良く楽器の音の出方に近いためか生々しい音がします。
定位も非常に良く、細かな表現も聞き取りやすく演奏の状況が分かりやすく感じます。
TWは100KHzまで再生できますが、中音との繋がりが良く一体感を持って鳴る印象です。
2. 低音と中音のクロスは250Hz、同軸2Wayは2kHzクロスです。
ほとんどの音楽表現は250Hz以上で行われています。
その証拠に中高音をミュートしてウーハーだけを聞くと何の曲か分かりません。
音の輪郭はほぼ同軸SPから出るため緻密でまとまりの良い表現が可能になっているのだと思います。
栗原さんのコメントにあったようにサブウーハー+フルレンジに近い構成と考えてよいと思います。
< 隣の部屋に置かれた再生機器群 >
先日、友人の会社の試聴室にB&Wの800 D3が入ったので聞きに行きました。
一つ一つの音は良いのですが各帯域がばらばらに鳴っているように感じました。
一緒に行った友人も同感だったのでフルレンジに近い同軸ユニットの効果を実感しました。
この同軸ユニットと低音ユニットが近傍に配置されていることも貢献しているのでしょう。
デザイン的には今ひとつ納得出来ませんが、音を優先した設計なのだと思います。
< 重量級パワーアンプに挟まれて奮闘する、DEQX HDP-4も健在 >
3. バスレフポートは前後にスリットを設けた独特な構造になっています。
この効果なのか、通常のバスレフよりスピード感のある締まった低音になっています。
流石にこの口径のユニットでは重低音は出ません。
しかし、音楽を聴く限り特に不満を感じない十分な低音が出ている印象を受けます。
N802と比べても、低音〜中低音が楽に出ており全体がそれに支えられている一体感があります。
4. 箱が小さいこともあり、箱鳴りが少ない。
小型であることを生かし、雑音のないピュアな音の実現に貢献していると感じました。
精度の高い音をバランス良く、楽しく音楽を聞かせてくれる優れたSPだと思います。
大型が置けないけど、音楽を十分に楽しみたいという人にはお勧めのSPです。
逆に言えば、オーディオ的な音を追求したい人には物足りなさを感じるかもしれません。
いずれは3Wayマルチと考えていますが、しばらくは現状で良い音を追及したいと考えています。
東京都のKKより
◆ KK氏からDEQXのデーターをご提供頂きましたので一部をご紹介します。
< スピーカーの周波数特性(図中のクロスオーバーはCE1の設定値)>
◆ SPシステムは50Hz以下で大きく低下しますが、聴取位置では35Hzまでフラットです。
◆ 5kHz以上がなだらかに上昇しており「鮮度感」や「情報量」が高いと言った表現となりそうです。
< スピーカーの測定結果からDEQXが生成したスピーカー補正フィルターの特性 >
◆ 250HzのクロスオーバーはDEQXにとって悩む周波数です。(遅延の許されないプロ仕様のため)
◆ 2Wayマルチアンプ方式でも可能ですが、今回はフルレンジ+サブウーファーをお薦めしました。
< 聴取位置における周波数特性(DEQXはフルレンジ+サブウーファーに設定)>
◆ 聴取位置では7kHz以上が下降していますが、近距離での音楽鑑賞には適していると思われます。
◆ 結果としては見事に調整され、スピーカーの入替は大成功だったと思います。
◆ それにしても朝6時からのDEQX調整は ・・・・・ 凄いと思います。
クリズラボ
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